行ってみたかった場所に行ってきました!
JR池袋駅の駅ビル「esola」の中にある、「梟書茶房」というブックカフェです。
しかし池袋駅って全然わからーん…!駅直結のビルだからって余裕こいてちゃいけませんねえ。
エスカレーターを降りると広がるブックカフェ。
シックでレトロな店内に、お客さんがいっぱい。コーヒーやスイーツ、ランチとともに好きな本をゆっくり読める。写真はすべて公式インスタから拝借しました

中でも特に、カフェの横にある、本を買えるコーナーに行ってみたかったのでした。
本棚にずらりと並ぶ、厚さや大きさの違うたくさんの本にはすべてブックカバーがかけてあり、Noが振ってあるだけ。買ってみないとタイトルや作者名はまったくわかりません。

ヒントは本の背中にパッケージされてる紙に書かれた、その本の中身を伝える感想のみ。
ジャケ買いならぬ感想買い。感想はこのように書かれてます。

No.0076:映画館の入場口でチケットの半券をもぎ取る「もぎり」。彼女の文章は不思議なくらい心に沁み込み、そんな彼女の映画館トークが面白くないわけがない。
No.0019:宇宙飛行士に求められるのは、「ストレスに耐える力」「チームを盛り上げるユーモア」「危機を乗り越える力」。そして試されるのは「人間力」だ。
No.0430:人の繋がりって、本当に不思議なものです。男の上司たちの不倫、望まれない高校生カップル、少しだけ売れた映画女優。
「自分が興味があることだけ」という世界を超えて、つぎつぎ手に取ってしまう楽しさ。手に取ってからちょっと良いなと思いつつ一度棚に戻してしまうと、もうどの本だったかよくわからない。欲しいものは手放すな!っていう世界に思えて面白かった。
私が買った2冊はこれ
No.1083:老いに怯える美貌の元高級娼婦と、息子ほど年の離れた、美しく、愚かな男の、親密で、気怠く、壊れそうな恋のお話。
No.0138:初めて著者の小説を読んだとき、女のどす黒い部分を塊にして提示するような気持ち悪さにゾッとしました。自分の中にもある、口に出すことは絶対にないそういった感情が、なぜこんなにも具体的に表現されているのだろうと思うからです。
いまの自分がどういうことに惹かれてるのかがわかって面白い。好きなジャンルの本を買うのもいいけど、ふつうの本屋では手に取らないような、なぜかわからないけどいまこれに惹かれるなぁって本を買っちゃう楽しさがありました。値段も高くないし。
No.1083の方はパリが舞台の知らない海外文学でした。日本的ではない知らない世界に入ってくのすごい楽しい。
No.0138の方は読んだことはないけれど映画にもなった日本の小説で、ブックカバーを外した瞬間「あぁ!これかぁ!」とやられた…!
知らない世界も本も、知らない言葉も無限にあるなぁ。ぜひそんな時間をコーヒーとともにどうぞ。
